ひとつひとつをハンドメイドで丁寧に作り上げたオーディオ用スピーカーです。真空管のテレビが全盛の昭和30年代。ちょうど映画「三丁目の夕日」の舞台になった時代。その頃のオーディオとか家電とか、他にも車とか家具でもなんでも、今見るとどれもこれも素敵なデザインのものばかり。そんな時代のデザインに惹かれ、こんなスピーカーを作ってみました。
今様の小型で設置面積の低いスピーカーとか逆行する、ちょっと大きめのデザイン。部屋の中で適度に存在を主張する、そんな、インテリアとしても素敵なスピーカーです。
大正時代から昭和初期にかけての手巻き式蓄音機。SPレコードに針を落とせば、本当にうっとりする情感に直接訴えてくるようなアコースティックサウンドが響きます。回転ムラもあるし周波数特性などは現代のオーディオと比べるまでもないけれども、なんとも暖かな音で音楽を奏でます。