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パワーユニットのゼンマイ巻き上げ軸のウォームギヤとウォームホイルがすり減って軸がから回りしてゼンマイが巻けなくなったという症状でした。 |
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特にホイルの方が摩耗が激しく、部分的に歯が殆ど無くなっています。しかも!ご覧のように特殊な歯車。こんな変な規格外のギヤが売っているわけはなく、歯切り屋さんでも作ってもらえないでしょう。 |
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そこですり減った歯車を模倣してコピーを作る事に。先ずは旋盤でブランク製作。次に問題の歯切り加工。安息角に合わせてフライス盤にインデックスを傾けて取り付け一枚づつ歯を切って行きます。 |
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歯切り加工が完了して完成!左がすり減った歯車、右が新作した歯車。早速ユニットに仮組みして動作チェック。これで70年前に作られた蓄音機が再び稼働する事が出来ます。 |